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「引き戸の修理2|自分でできるソフトクローズの修理」




 ▪️不具合の状況

引き戸を閉めるときに、勢いを抑えてくれるソフトクローズ機能は、その動きや音に高級感を与えてくれます。しかしながら使用してから10年以上経過すると、引き戸自体が閉まらないことが頻繁に発生していました。その度に引き戸を外して、ソフトクローズのレバーを手前側に倒して対処していました。結構、面倒なんですよね…。

▪️原因1

引き戸からソフトクローズ本体を外してみると、ソフトクローズのレバーの先端に回転自在に取り付けられているローラーが無くなっていまた!ゴムのような黄色い部材が経年変化で割れて外れてました。

引き戸を閉める動作をする際に、レール上部の引き込みをするための固定部材と引き戸のレバーの先端にあるローラーが確実に当たらないために、引き戸のソフトクローズユニットのレバーが所定の動きをしていないんですね。

ソフトクローズ本体を新しく買うと、なんとAmazonではなんと1万円越え…。ローラーさえ復活できれば大丈夫👌なので頑張りましょう!

▪️原因2

固定部材の破損(赤い矢印部分)が、不具合の原因の場合もあるので、確認してください。その場合は、裏側からプラスチック部材を接着剤で取り付けて補強するか、新規で部品を入手して付け替える必要があります。


▪️原因1の修理の方法

無くなってしまったローラーの形状を何で構成するか?ビニールテープを重ね巻きして対応している方もいました。この方法も良いですね。

まこさんのブログ

https://ameblo.jp/makoto-loveit/entry-12827858131.html


①テフロンテープでの対応

私がオススメするのは薄くて強力なテフロンテープです。テープの最後の部分にできる段差を小さくできるので、引っ掛かりを防止することができてトラブルの可能性を低く抑えることができそうです。デメリットとしては、薄いのでひたすらテフロンテープを巻き続けなければいけないことです。


②3Dプリンターで出力した部品の利用

そこで、ベースの形状を3Dプリンターで作ってみました。具体的には、変則的なC字形状の2つの部品を組み合わせて、ローラーの形状を、加締られた軸に組み立て可能に設計してプリントしました。ローラーの概略寸法は、内径8mm 外径11mm 幅8mm なのでC字の開口部の幅を2〜3mm程度として設計しています。(希望があれば、メルカリ経由で提供します のでコメントください)

同じ形状の部品を組み合わせて、ローラー形状を構成します。



 開口部を金属軸に撓ませて嵌めていく

2つの部品を組み立てた状態


仕上げはテフロンテープを2〜3周ほど巻く
これで、部分の外れ防止と、レールの固定部材と当たるときの緩衝材の役目になります。


ローラー部の回転を確認して完了

③引き戸への取り付け

ソフトクローズユニットをねじ2本で取り付けて、引き戸をレールに取り付けて修理完了。向きを間違えないように注意してください⚠️


我が家では、2箇所で修理完了。これで家族からの出動要請から解放されますね。あくま、この件ではということですが…。次は何が壊れるかな?





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